一般皮膚科

陥入爪

「そがわ式」で爪の喰い込みを引き起こす!

 爪の変形や炎症部位や程度を把握してから、ワイヤの挿入部位を決めます。特殊ワイヤを3次元的に加工し、鉤状に変形させた一端を引っかけます。陥入爪で肉芽がある場合は、肉芽をさけて前方にかけることもあります。一方のワイヤ断端は、あらかじめ下処理した爪表面に、ワイヤの弾性力を最大限に引き出すように固定します。その後ワイヤ全体をレジン(固着剤)+テープで保護します。

 この方法の利点、特徴はワイヤ装着部位の自由度が高く、必要に応じて複数のワイヤをクロスさせて固定することが可能なこと。そしてワイヤ先端が突出しないため、引っかかる事が比較的少ないことです。当院では肉芽形成を伴う陥入爪治療の第1選択として位置づけており、早期からの肉芽組織の消退と炎症の沈静化を目指します。装着にあたって複数のワイヤを使うことがあり、週に1回以上の頻度で付け替える場合もあります。また状況に応じてはコットン充填法を併用します。

・料金について
プリパレーション(ワイヤーを取り付ける前の下地処理)・・・1,100円(税込)
ワイヤー1本につき・・・1,650円(税込)
※詳しくは、治療開始前にご説明します。

Q & A
Q1 治療時に痛みはありますか?
A1 肉芽形成が強い場合にワイヤ先端を挿入する際に軽度の痛みを生じることはありますが、基本的にはほぼ無痛です。

Q2 治療回数は?
A2 炎症の程度によりマチマチです。1回で治癒する場合もあれば、5回以上かかる方もいます。

Q3 治療時間はどのくらいかかりますか?
A3 片側だけなら20分程度です。両側、左右ともとなれば、その倍数になります。

Q4 ワイヤーは外れませんか?
A4 浸出液で爪が浸軟している場合は、ワイヤが爪をカットアウトしたり、接着剤での固定部で外れることがあります。
  1週以内で外れた場合は無償で再装着します。

Q5 運動はできますか?
A5 激しい運動は避けてください。1週間以内に明らかに運動で外れた場合は有償となります。

爪の端にそがわ式ワイヤーを2本かけて、特殊な接着剤で固定し、さらにテープで保護しています。喰い込み部がうまく持ち上がれば、痛みは瞬時に軽くなります。

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